「ねんきん定期便」で分かった!会社員のもらえる年金額。

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コツコツと資産形成しながら新たな暮らしをデザインする、ぶきっちょな勤め人モノクロです。

老後の生活設計のベースとなる「年金」は、40代で子育て真っ最中のモノクロにとって、近未来の話になってきました。勤め先の先輩たちの会話にもよく出てくる話題です。

そこで、しばらく前に自宅に届いて放置していた、「ねんきん定期便」という日本年金機構からの郵便物を読んでみることにしました。そこには、もらえる老齢年金の見込額などに関する情報が書かれていて、モノクロは公的年金制度を学ぶいい機会になりました。

この記事を読めば、会社員のもらえる年金額に対する理解が深まります。

もくじ

ねんきん定期便を見てみよう

モノクロに届いた「ねんきん定期便」の内容はこれです。

出典:モノクロのねんきん定期便より

これまでに納めた保険料が約980万円で、この実績に応じた年金額が現時点で、約109万円/年となっています。

この加入実績に応じた年金額は、昨年より約6万円増えていて、今後も保険料を納付することで、更に年金額が増えるとされています。

しかし、よくもまあ980万円も納めたものです。これは、しっかりと長生きすれば元が取れる仕組みだと分かります。

そして、「大切なお知らせ」と題してチラシが入っていました。

出典:モノクロのねんきん定期便より

年金の受給開始時期は、60歳から70歳まで自由に選択できますが、受給開始を遅らせるほど受けとれる年金額は増えていきます

65歳開始と比べて、60歳から受給開始した場合は3割減額となり、70歳から受給開始した場合は4割増額となります。

あらためてモノクロは、健康が最大の自己資産であることを思い知らされました。

モノクロ

健康に長生きできますように…

年金の仕組みを知ろう

ここで、20歳になるとだれもが加入するのに意外と知らない公的年金制度について、会社員の目線から確認してみます。

2階建ての年金制度

日本の年金制度は、20歳以上60歳未満の人すべてが加入する国民年金と、会社員が上乗せで加入する厚生年金の2種類があります。会社員の人は、国民年金(1階部分)と厚生年金(2階部分)の2つに加入する2階建ての構造となっていて、年金給付も2階建てで行われます。

つまり、国民年金と厚生年金に加入の会社員は「老齢基礎年金+老齢厚生年金」(2階建て)が受給できます。

年金の受給要件と注意点

受給資格期間は10年なので、保険料を10年間納めていれば原則として65歳から年金を受給できます。ただし、受給資格期間には保険料免除期間を加えることができるので、例えば、保険料を納めた期間が7年間で免除を受けた期間が3年間ということでも受給要件は満たします。

注意点は、保険料の免除と未納は違うということです。

会社員であれば未納ということはありませんが、会社を辞めて保険料の納付が困難になったときは未納にするのではなく、保険料免除や納付猶予の手続きをとることが重要です。

公的年金は社会保険制度で、保険料をみんなで拠出し保険事故(65歳)が起きた時に集団で支えあうシステムです。将来に備えて現役時代に保険料を納めることで、保険給付である老齢年金を受け取ることができます。

令和3年度のもらえる年金額(月額)

老齢基礎年金(1階部分)の額は定額で決められていて、20歳から60歳まで40年間保険料を納めた場合で、令和3年度は年間で780,900円です。

老齢厚生年金(2階部分)の額は、勤務時の給料や賞与額、勤務期間などによって計算されます。報酬が高ければ納める保険料も高くなり、保険給付である年金額も高くなるので、報酬比例の年金といわれています。

令和3年度の厚生年金額(月額)

220,496円

(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額/参考:厚生労働省HP)

モノクロが実際にもらえる年金額とは違いますが、これを参考にしながら暮らしをデザインしていくことができます。

モノクロ

本業で稼ぐことで年金額がアップするのか!

未来を明るくしよう

若い時のモノクロは、「払いたくない」「本当にもらえるのか」と思っていたのが年金です。特に会社員の場合、問答無用で保険料を納めなければならないので、手取りを下げる要因ぐらいにしか思っていませんでした。

しかし、年を重ねると未来の基礎的な収入源として確保できる年金の強みが理解できるようになりました。

世界中では、年金制度のある国の方が少ないのですが、もしかしたら日本の制度自体はよくできた方なのかもしれません。

もらえる年金額をもっと増やしたいという人は、自分で3階建てにすることもできます。

モノクロ

つまり、iDeCoの加入だよ。

日本人であれば、不安をあおる営業を受けて不要な保険などに入るよりも、まずは国の年金制度(老齢年金に加えて障害年金や遺族年金)をよく理解することからはじめたいものです。

今後、制度自体が変わっていくことも考えられますが、用意されている仕組みをうまく活用して生活設計できる力が日本人に求められています。それは、世界トップレベルの恐ろしく安定した国に生まれているという意味でもあります。

よく知ってみると、未来を明るくできるかもしれない日本に生まれたことに感謝するモノクロでした。

お・わ・り

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この記事を書いた人

ぶきっちょな勤め人です。
未来が選べる暮らしをデザイン中、残業に老いと子育て、ギターにチャリと腰痛など人生色色、まるごと味わい生きる48歳です。

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